ひとりの時間の使い方が分からない、は損ではない
ひとりでいること自体は、
研究上、しばしば肯定的な状態として扱われています。
研究上、しばしば肯定的な状態として扱われています。
予定がない日を、なんとなく「埋めなければいけない空白」として扱ってしまうことがあります。ここは、いったん分けて考えたほうが正確です。
solitude と loneliness は別のもの
出典
Long & Averill (2003) Journal for the Theory of Social Behaviour:「solitude は loneliness と違い、しばしば肯定的な状態であり、避けるものではなく求められるものでさえある」。
関連して Long ほか (2003) Personality and Social Psychology Bulletin では、大学生を対象にした質問紙調査の因子分析で、ひとりの時間の経験が3つの次元に整理され、否定的だったのは loneliness の次元だけでした。 https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/0146167203029005003
関連して Long ほか (2003) Personality and Social Psychology Bulletin では、大学生を対象にした質問紙調査の因子分析で、ひとりの時間の経験が3つの次元に整理され、否定的だったのは loneliness の次元だけでした。 https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/0146167203029005003
注意
対象は主に大学生のサンプルです。一般の成人にそのまま当てはまるかは、この研究だけでは分かりません。
つまり、ひとりだから寂しい、という直結はしていません。寂しくなるのは別の条件が重なったときです。
では、何が引き金になるのか
孤独感の定義に戻ると、それは「望んでいる関係」と「いまの関係」のズレです(NASEM 2020)。ひとりでいること自体ではなく、ズレが見えたときに起きます。
そして、ひとりの休日がつらくなるのは、たいていその時間になにも起きなかったときです。何かが起きた日は、ひとりでも記憶に残ります。
ひとりの時間を「埋める」のではなく、
ひとつだけ起こす。
ひとつだけ起こす。
ひとり用のカードは、いちばん多い
ランディーの200枚のうち、お一人様で成立するカードがいちばん多くしてあります。「誰かと」のカードもありますが、そちらに寄せていません。
人に会わないと解決しない設計にすると、会えない日が失敗になります。そうしたくなかったので、ひとりで完結するほうを厚くしてあります。
- 「木漏れ日を見つけて、その下に3分だけ立とう」
- 「去年の今日のカメラロールから、1枚だけ選ぼう」
- 「中学生のころ一番聴いた曲を、いま流してみない?」
- 「今日いちばんどうでもよかったことを、1行で書こう」
どれも、誰にも見せなくて終われます。見せる相手がいることを前提にしていません。