Random dayランディー 1枚ひく
自己肯定感

自己肯定感は「上げる」ものじゃない。1回ずつ積むもの

気分がいちばん動くのは、
大きな成功ではなく「小さな前進があった日」でした。
12,000件の日誌が、そう言っています。

「自己肯定感を上げる方法」を検索すると、山ほど出てきます。ただ、「上げる」という言い方そのものに無理があります。上げようとする対象が、自分の内側にある感情だからです。感情は、直接つかめません。

つかめるのは、行動のほうです。

いちばん効くのは「実際にやった」という経験

心理学者バンデューラは、「自分にはできる」という感覚(自己効力感)が育つ源を4つ挙げました。そのうちいちばん強いのは「遂行行動の達成(実際にやってできた経験)」だとされています。他人の成功を見ること、励まされること、体調が整っていること——どれも効きますが、実際にやった経験にはかないません。

出典 Bandura (1977, 1997) の自己効力感理論。「4つの情報源のうち、遂行行動の達成がもっとも影響力が強い」という整理。 https://files.eric.ed.gov/fulltext/ED499094.pdf 注意:これはバンデューラの原著ではなく、原著を引用する教育学のレビュー文書で確認したものです。原著そのものには当たれていません。

ここで大事なのは、「やった」の大きさは問われていないことです。研究が言っているのは「実際に遂行した経験」であって、「大きな成果」ではありません。

12,000件の日誌が示した「進捗の原理」

もっと直接的な調査があります。

出典 Amabile & Kramer (2007) Harvard Business Review(のちに書籍 The Progress Principle)。7社26チームの専門職238名から、3年間で約12,000件の日誌を集めた調査。「最良の日」と「最悪の日」を分ける最大の要因は、仕事で前進を感じられたかどうかでした。 https://psychologyofproductivity.org/inner-work-life-understanding-the-subtext-of-business-performance/ 注意:Harvard Business Review は実務誌であり、厳密な査読学術誌ではありません。また原文(有料)には当たれておらず、要約経由での確認です。

前進の大きさは、ここでも主役ではありません。前進があったかどうかです。

「今日はなにもしなかった」の反対は、
「今日は大きなことをした」ではありません。
「今日はひとつやった」です。

積むためには、記録が要る

やったことは、驚くほど早く忘れます。3日前の火曜日になにをしたか、いま言えるでしょうか。

忘れると、積み上がりません。積んでいるのに、積んだ実感だけが無い状態になります。これが「なにも成長していない気がする」の正体であることは、よくあります。

ランディーには図鑑があります。「やった」を押したカードが、そこにたまります。何日目か、どのジャンルが多いか、何回やったか、何ジャンルを経験したか——数字で出ます。

ただし、この図鑑には、あえて入れなかったものがあります。

ゲームの手法としては、ストリークは強力です。実際、多くのアプリが使っています。使わないと決めたのは、「途切れた瞬間にやめる」ことが起きるからです。積むための道具が、やめる理由になっては本末転倒です。

いつでも、まっさらに戻せます

図鑑はいつでもリセットできます(図鑑の下に「図鑑をリセットする」があります)。積み上がったものが重荷になる日もあるからです。消しても、カードが減ることはありません。

記録はあなたの端末の中だけに保存されています。サーバーには送っていません。誰にも見られません。だから、見栄えを気にしなくていい記録です。

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