なぜランディーには「連続◯日」がないのか
やめる理由になってはいけない。
習慣アプリの多くには「連続◯日」があります。強力な仕組みです。伸ばしたくなるし、途切れさせたくなくなる。ランディーには、意図的に入れていません。
これは「連続記録には効果がない」という意味ではありません。研究では、切れていない連続記録を見せると、切れた記録を見せたときより次の行動が起きやすいことが確かめられています。だからこそ、切れたあとの見え方まで考えます。
入れなかった理由
連続記録が切れたとき、画面の数字はリセットされます。それまでの行動まで消えたように見せることがあります。
- 29日続けて、30日目に忘れる
- 数字が1に戻る
- 「もういいや」になる
別の研究では、過去の成績がよかった人の記録を予告なくリセットすると、自分ならできるという感覚と、その後の意欲・成績が下がる結果が出ています。連続日数そのものの研究ではありませんが、「よく積んだ記録をゼロに戻す」ことが、いつでも再出発を助けるわけではないと分かります。
やったことが消えることは、別です。
ランディーは後者を起こしません。
代わりに置いたもの
数字は残します。ただし、減らない数字だけにしました。
- 集めた枚数——増えるだけ。減りません
- 到達率——384枚のうち何枚に会ったか
- やった回数——累計。リセットされません
- はじめてから◯日目——連続ではなく、経過
- ◯つのジャンルを経験ずみ——広がりの記録
どれも「昨日やらなかった」で目減りしません。1日空けても、何も起きません。
ほかに入れなかったもの
| 通知・リマインダー | 開かない日を「失敗」にしないため |
| レア度・当たり外れ | 1枚しか出さない設計で外れを作るのは、ただの意地悪 |
| ランキング | 比べる相手を作らない |
| 共有ボーナス | 見返りを付けた瞬間、渡す行為が取引になる |
そして、いつでも消せます
図鑑の下に「図鑑をリセットする」があります。押すと、消える枚数と回数を数字で見せてから確認します。積み上がったものが重荷になる日もあるからです。
消しても、カードは減りません。いつでも1日目から始められます。
これは効果を捨てているということ
正直に書きます。連続記録も通知も入れないぶん、ランディーは毎日開いてもらいにくいアプリです。数字の上では、明確に不利な選択です。
それでも、こちらを選びました。理由は、途切れた瞬間にやめてしまう構造を作りたくなかったからです。29日続けて30日目に忘れたとき、失うのは29日ぶんの行動ではなく、その後ずっと開かなくなることのほうです。
代わりに置いたのは、開いた日に迷わず1回ぶんの行動が始まるという一点だけです。1週間空いても、1か月空いても、開けば同じように1枚が出ます。間が空いたことについて、こちらから何も言いません。
入れないと決めました。